空室リスク
マンション経営においての最大のリスクは空室です。
だからこそ賃貸需要の高いエリアで、賃貸需要の高い物件を選ぶということが重用になります。
地方にお住まいの方から「マンション経営を始めるなら目が届く範囲(地元)でやりたい。」との声をよくいただきます。たしかに遠く離れた地域で不動産を持つということに不安を感じるのは当然だと思います。
しかし、マンション経営はイコール投資です。賃貸が付かなければ投資する意味がありません。知っている会社だからといって、業績の悪い会社の株を誰も買わないのと同じです。
また、「離れていると管理が心配です。」という声もよく聞きますが、ご自身に賃貸物件を管理するノウハウがあるのであれば別ですが、はじめてマンション経営される方が仕事をしながら管理ができるほど簡単なことではありません。
もちろん信頼できる会社を選択するという必要はありますが、賃貸管理に関しても建物管理に関しても、プロの管理会社に任せるのが一番です。
建物の品質のリスク
当社におけるマンション経営では、ローンを活用する際の生命保険効果や運用面でのレバレッジ効果のメリットも手伝って最長35年間の返済計画でスタートされる方が多くいらっしゃいます。
反面、数十年に及ぶ中長期の運用ということに不安を抱く方も少なくないようです。
日本では様々な要因により、諸外国よりも住宅の寿命が短いと言われております。これにより漠然と建物の寿命に対して不安を抱かれる方も多いようですが、これは日本の住宅の品質による問題ではなく、戦後の急成長によるライフスタイルの激変や更地渡しの慣習、建築基準法の改正などといった建物自体と関係の無い要因がほとんどです。
むしろ日本の建築技術は世界的にも高評価を受けており、品質も高いと言えます。
金利のリスク
マンション投資における運用利回りは、他の投資商品と比べても遜色なく、比較的高いものになっていますので、ローン金利が多少上昇した場合でも、収益が確保出来るケースが殆どだと思われます。
実際に金利上昇時のシミュレーション(下図参照)を作成してみると、そのリスクの範囲がどれくらいのものか想定できるので安心です。
また、金利の上昇時では景気は強含み、物価はインフレ気味という場合が多いでしょうから、家賃や物件価格も連動して上がる可能性があります。それが極端な場合には物件自体を売却し、キャピタルゲインを取るという選択肢も生まれてくるでしょう。
しかし、長期にわたる運用期間の中では、景気回復を伴わない金利上昇など、不測の事態が起こる可能性もゼロではありません。そのような際は、一部繰り上げ返済を行うなど、運用プランを見直すことも有効な手段になりますので、日常的に準備をしておくことが、安心につながるものと思います。